2022年7月13日、理研AIPは、シンガポールの科学技術研究庁(A*STAR)が所管するInstitute of High Performance Computing (IHPC)とMOUを締結しました。
理研AIPは、IHPCと研究・教育面での国際連携を進めていきます。
- 連携の目的およびプログラムと活動
- Centre for Frontier AI Research(CFAR, A*STAR)の3つの柱(汎用AI、レジリエント&セーフAI、サステイナブルAI)における機械学習/AIアルゴリズムの基盤開発、理論的性質の解明に関する共同研究の実施
- 共同研究や人材交流を通して機械学習分野におけるAIの研究者、技術者、学生の育成
- トップカンファレンスやトップジャーナルに質の高い論文を出版
- AI特に機械学習分野を議論するため、シンガポールまたは日本で会議の開催
Institute of High Performance Computing (IHPC)について
A*STARが所管するInstitute of High Performance Computing (IHPC) は、科学、産業、社会の主要な課題を解決するために、計算モデリング、シミュレーション、AIにおいてリーダーシップを発揮することを目的として、1998年8月に設立されました。IHPCは、学際的な研究開発を通じて科学の進歩と技術革新を促進・先導し、インパクトのあるアプリケーションを開発して、さらなる経済成長と生活の向上に貢献することを目指しています。
IHPCは、計算科学とAI、大規模複雑システムのモデリング、社会的認知コンピューティング、計算工学力学、流体力学、エレクトロニクスとフォトニクス、材料科学と化学に重点を置いて研究を行っています。これらの中核的な能力により、IHPCは、製造、エネルギー、輸送、都市システム、環境維持、ヘルスケアなど、現実世界の課題に取り組んでいます。
詳細は、IHPCのウエブサイトをご覧ください。
Centre for Frontier AI Research (CFAR)について
2021年に結成されたA*STAR Centre for Frontier AI Research(CFAR)は、A*STARの広範な科学コミュニティ内で、AI分野における基礎研究を推進することを目的としています。汎用AI、レジリエントで安全なAIまた、持続可能なAIの研究を中心に、CFARはAI研究の境界を広げるべく、国内(シンガポール)のみならず全世界の経済や科学にインパクトをもたらすAIのセンターとなることを目指しています。
詳細は、CFARのウエブサイトをご覧ください。