卵巣がんの発がんメカニズムを解明
-がんエピゲノムを標的としたマルチオミックス解析による成果-
理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター目的指向基盤技術研究グループがん探索医療研究チームの町野英徳研究員、浜本隆二チームリーダー、小松正明副チームリーダー、浅田健上級研究員、国立がん研究センター研究所医療AI研究開発分野の金子修三ユニット長、同中央病院婦人腫瘍科の加藤友康科長(研究当時)、病理診断科の吉田裕医員、島根大学医学部産科婦人科学講座の中山健太郎准教授(研究当時)、京哲教授らの国際共同研究グループは、卵巣がんの発がんモデル細胞を用いてマルチオミックス解析を行い、卵巣がんの新しい発がんメカニズムを解明しました。
本研究成果は、卵巣がんのうち最も死亡者数の多い「高異型度漿液性卵巣がん」の早期発見と新しい治療法の開発に貢献すると期待できます。
本研究は、科学雑誌『Experimental & Molecular Medicine』オンライン版(10月2日付)に掲載されました。
論文情報
<タイトル>
Integrative analysis reveals early epigenetic alterations in high-grade serous
ovarian carcinomas
<著者名>
Hidenori Machino, Ai Dozen, Mariko Konaka, Masaaki Komatsu, Kohei Nakamura, Noriko Ikawa, Kanto Shozu, Ken Asada, Syuzo Kaneko, Hiroshi Yoshida, Tomoyasu Kato, Kentaro Nakayama, Vassiliki Saloura, and Ryuji Hamamoto
<雑誌>
Experimental & Molecular Medicine
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