2019/1/23 09:45
2019年1月23日
物質・材料研究機構(NIMS)
東京大学
新潟大学
理化学研究所
科学技術振興機構(JST)
物質・材料研究機構(NIMS)は、東京大学、新潟大学、理化学研究所と共同で、機械学習(ベイズ最適化)と熱放射物性計算(電磁波計算)を組み合わせて、世界最高クラスの狭帯域熱放射を実現する多層膜(メタマテリアル)を最適設計し、実験にて実証することに成功しました。これによって高効率な省エネルギーデバイスの実現が期待されます。
本研究は、東京大学大学院工学系研究科の塩見 淳一郎教授、新潟大学工学部の櫻井 篤准教授、東京大学新領域創成科学研究科の津田 宏治教授(理化学研究所革新知能統合研究センター分子情報科学チーム チームリーダー)らの研究グループによって、物質・材料研究機構情報統合型物質・材料研究拠点におけるJST事業「情報統合型物質・材料開発イニシアティブ(MI2I)」ならびに理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)における文部科学省AIPプロジェクトによる研究課題のもとで行われました。
本研究成果は、2019年1月22日(米国東部時間)に、米科学誌ACS Central Scienceオンライン速報版で公開されました。
くわしくは、NIMSのウエブをご覧ください。
論文情報
題目: | Ultranarrow-band wavelength-selective thermal emission with aperiodic multilayered metamaterials designed by Bayesian optimization |
著者: | Atsushi Sakurai, Kyohei Yada, Tetsushi Simomura, Shenghong Ju, Makoto Kashiwagi, Hideyuki Okada, Tadaaki Nagao, Koji Tsuda, Junichiro Shiomi |
雑誌: | 「ACS Central Science」 DOI: 10.1021/acscentsci.8b00802 |
掲載情報
OPTRONICS(1/23)、EE Times Japan(1/25)、Laser Focus World(1/25)、電波新聞(2/15)
<プレスリリース>