説明
分散型ビッグデータチーム (https://aip.riken.jp/labs/ai_soc/decentralize_bigdata/) at RIKEN AIP
日本語での講演となります
Speaker 1: 橋田 浩一 (40min)
Title: パーソナルデータの分散的活用
Abstract: 各個人に関するデータを1か所に集約すればデータが名寄せされて潜在的価値が高まり、それを原則として本人(に近しい代理人)だけが管理運用して本人のためにフル活用すれば価値が最大化する。それを実現する技術であるPLR (personal life repository)の概要とユースケースについて説明する。このようにデータを個人に集約する分散型サービスの方が従来の集中型サービスより効率が高いことを示せば、集中型サービスの間の競争から分散型サービスの間の競争へと市場を変革し、監視資本主義や全体主義のリスクを解消できるだろう。
Speaker 2: 橋田 浩一 (40min)
Title: グラフ文書による知的共同作業
Abstract: 先進国の成人でも文書読解能力がかなり低いという問題はAIや教育では解決しない。ラベル付有向グラフがテキストよりも効率的に作れて質が高いことが実証されているので、そのようなグラフ文書を用いて社会全体の知的生産性を飛躍的に高められるだろう。PLRを組み込むことにより安全・安価にグラフ文書を共同編集できるセマンティックエディタについて紹介する。
Speaker 3: 橋田 浩一 (40min)
Title: PLRの活用
Abstract: PLRを組み込んだアプリ(Personaryとセマンティックエディタ)を参加者に試用していただく。Personaryによる友達登録、データ共有、グループの管理、チャット、およびセマンティックエディタによるグラフ文書の共同編集などを予定している。オントロジーやスタイルシートによりPersonaryをユースケースに合わせてカスタマイズする方法も説明する。