2022/3/25 07:42

合原 一幸特別顧問が第7回立石賞特別賞を受賞しました。

立石賞の顕彰の対象は、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進し、技術革新と人間重視の視点において、研究活動を発展させ、その成果を世のため人のために有効なレベルまで高め、社会に認知され、多くの人に享受されると期待できる状態をもって「顕著な業績」として、それを実現した研究者個人とされています。

授賞表題:数理情報工学に基づく複雑系数理モデル学の構築とその応用に関する研究

受賞者の業績
受賞者は、数理情報工学をベースとして、複雑系のダイナミクス、ネットワーク構造、観測ビッグデータを、制御、最適化、予測へと結びつける数理的基礎理論を開発して複雑系数理モデル学を構築した。そして、それらの数理的手法を実世界の複雑系へ分野横断的に応用する研究を産学連携で広く展開し、実際の様々な社会課題を解決するための複雑系科学技術の数理情報工学的基盤を開拓した。さらに、企業との社会連携研究部門設置や共同研究等などを精力的に進め、最近では、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST) ムーンショット型研究開発事業の「複雑臓器制御系の数理的包括理解と超早期精密医療への挑戦」プロジェクトマネージャーや東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構・副機構長として、基礎医学や基礎脳科学の実験・臨床研究を(1)精神疾患・神経疾患、糖尿病やがんを初めとした様々な疾患の超早期精密医療や (2)次世代AI技術の基礎理論とハードウエア実装技術へと、数理情報工学に立脚して橋渡しする研究の中心的役割を果たしている。その研究成果は、人間と機械が真に調和する最適な社会環境の実現に向けて、今後も大きく貢献することが期待される。
立石科学技術振興財団ホームページより引用しました。

詳細は、立石科学技術振興財団ホームページをご覧ください。