2025/8/18 14:56

自然言語理解チームの永田 亮客員研究員(本務先:甲南大学 知能情報学部准教授)と早稲田大学 理工学術院基幹理工学部の田中 久美子教授の論文が、自然言語処理分野で最も権威ある国際学会のひとつであるThe 63rd Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (ACL2025)において優秀論文賞(Outstanding Paper award)を受賞しました。

  • 論文タイトル「A New Formulation of Zipf’s Meaning-Frequency Law through Contextual Diversity」
  • 著者:
    Ryo Nagata (Konan University, RIKEN AIP)
    Kumiko Tanaka-Ishii (Waseda University)
  • 研究成果のポイント:
    ・最新のAI技術を利用して語義(単語の意味)の豊富さを測定する手法を考案しました。
    ・同手法を用いて、語義と頻度に関する統計的法則として知られるmeaning-frequency lawが24言語について成り立つことを明らかにし、同法則が言語の普遍的性質である可能性が高いことを示しました。
    ・同手法を用いることで、ChatGPTなどのテキスト生成AIの要素技術である言語モデルがもつ語義識別能力をテストできることを明らかにしました。この成果は、今後の生成AIの発展につながることが期待されます。

賞の詳細は甲南大学プレスセンターのWebsiteをご覧ください。ACL2025

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last updated on 2025/10/10 09:35研究室