2022/1/18 14:15
エコーで悪性度の高いがんを判別〜超音波技術の可能性を拡げる次世代前立腺AI検査〜
日本医科大学泌尿器科の赤塚純講師(理化学研究所革新知能統合研究センター病理情報学チーム客員研究員)と、理化学研究所革新知能統合研究センター病理情報学チームの山本陽一朗チームリーダーらの共同研究グループは、エコー画像を用いて、病理学的に高悪性度な前立腺がんを精度高く判別することに成功しました。また、PSAなどの血液データ等を組み合わせて解析することで、判別精度をさらに上げることができました。
本研究は、高悪性度前立腺がんの早期発見を通して患者さんの負担を軽減するとともに、超音波画像の新たな可能性を開拓し、医療のさらなる発展に貢献すると期待されます。今後、共同研究グループは、信頼して使用できる医療AIの実用に向けて、さらに研究を進めていく予定です。
本研究は、Springer Nature社が刊行する英国の学術誌『Scientific Reports』(2022年01月17日付け)に掲載されました。
- タイトル
A data-driven ultrasound approach discriminates pathological high grade prostate cancer
著者名
Jun Akatsuka, Yasushi Numata, Hiromu Morikawa, Tetsuro Sekine, Shigenori Kayama, Hikaru Mikami, Masato Yanagi, Yuki Endo, Hayato Takeda, Yuka Toyama, Ruri Yamaguchi, Go Kimura, Yukihiro Kondo and Yoichiro Yamamoto
詳細は日本医科大学のホームページをご覧ください。