第1回日本メディカルAI学会学術集会が2019年1月25日~26日、国立がん研究センターにて開催されました。日本におけるメディカルAI研究の活性化を目指して設立された日本メディカルAI学会。冒頭のあいさつに立った同学会代表理事の浜本隆二氏(AIPセンター がん探索医療研究チーム・チームリーダー)によると、2018年4月に発足した同学会の会員数は現在約750名、今回の第1回学術集会および公認資格講座の参加予定者はのべ1150名とのこと。非常に注目された中での第1回開催となりました。
日本メディカルAI学会ウエブサイト https://www.japan-medical-ai.org/
同学会の理事には、理研AIPセンターからほかに2名のチームリーダーが加わっています。第1回学術集会においても以下の7名が講演を行い、杉山 将センター長がパネルディスカッション「日本におけるメディカルAI研究の発展に向けて」に登壇しました。
理研AIPセンター所属の第1回学術集会講演者
「人工知能・機械学習手法による大規模ゲノムコホート解析」
田宮 元 遺伝統計学チーム・チームリーダー(東北大)
「人工知能技術により変革される放射線医学」
小林 和馬 がん探索医療研究チーム(国がん)
「AIを用いた胎児心臓音波スクリーニングー異常をリアルタイムに自動検知し、簡潔に結果表示する」
小松 正明 がん探索医療研究チーム(国がん)
「人工知能技術を用いた精神疾患症状定量化の試み」
岸本 泰士郎 認知行動支援技術チーム(慶應大)
「人工知能と医療~AIからみた細胞像」
山本 陽一朗 病理情報学チーム・チームリーダー
「臨床応用を志向したAI技術を活用した統合的ながん医療システムの開発」
浜本 隆二 がん探索医療研究チーム・チームリーダー(国がん)
「Automated image segmentation of HCC tissue samples using a convolutional neural network」
浅田 健 がん探索医療研究チーム(国がん)